| 翠(みどり)ケ丘公園・万葉の歌碑 (2) |
| 須賀川市の翠ケ丘公園には万葉集で植物が詠まれた歌の碑が60あり、「芭蕉と須賀川」では、その中から14の歌を紹介している。歌碑に刻まれた文字は、平成2、3年に、中学3年生が書いたもの。一部を除き解釈文は公園内の説明板からのものを使用した。 |
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水量は少な目だったが、静まり返った公園に心地よい水の音が響いていた。 |
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−かほばな(ヒルガオ)− 高円の 野辺のかほ花 面影に 見えつつ妹は 忘れかねつも 大伴 家持 巻八の1630 高円の野辺に咲くかおばな。その花に似たあなたのことが面影に見えてどうしても忘れられない。 |
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−からあゐ(ケイトウ)− 恋ふる日の 日長くしあれは み園生の 韓藍の花の 色に出でにけり 作者 未詳 巻十の2278 恋しく思う月日が長く続いたので、御苑のケイトウの花のようにはっきりと顔色に出てしまったことよ。 |
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−葛− 赤駒の い行きはばかるま葛原 何の伝て言 直にし良けむ 作者 未詳 巻十三の3069 赤駒も蔓に足をとられて進みかねている。そんなま葛原でもあるまいに、人に伝言などしないでじかに言ってくださればよいのに。 |
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−栗− 三栗の 那賀に向かへる 曝井の 絶えず通はむ そこに妻もが 作者 未詳 巻九の1745 那賀に向かって流れ出る曝井の水のように絶えず通ってこよう。そこにいとしい妻がいれば良いのに。 |
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−すすき− 人皆は萩を秋と言ふよし 我は 尾花が末を秋とは言はむ 作者 未詳 巻十の2110 人々は皆、萩のよさを秋だという。たとえそうでも、私は尾花の穂先の良さこそ秋といおう。 |
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−松− 君に恋ひいたもすべなみ奈良山の 小松が下に立ち嘆くかも 笠 女郎 巻四の593 あなたが恋しくて何とも仕方がないので奈良山の小松の下に出て立っては嘆くことです。 |
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−蕨− 石走る垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも 志貴 皇子 巻八の1418 岩の上をほとばしり流れる滝のあたりに、ことしも蕨が若芽を出しはじめた。いよいよ待ちわびた春になったことよ。 |
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俳聖 松尾芭蕉・みちのくの足跡
総合目次
第5集 芭 蕉 と 須 賀 川
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